みきまるは水質チェック方法を覚えた。その2。

アクアリウム

こんばんは。みきまるです。

前回に引き続き、水質のこと。

テトラの試験紙は次の6つの水質を測ることができます。

①pH(ペーハー)

②KH(炭酸塩素硬度)

③GH(総硬度)

④NO2(亜硝酸塩)

⑤NO3(硝酸塩)

⑥Cl2(塩素)

①pH(ペーハー)

アクアリウムをやっていると一番目にするのがこれ。pHは水中に溶けている水素イオンと水酸イオンの量の釣り合いで決まります。

水質が酸性かアルカリ性か判断するものです。

数値が小さくなるほど酸性、大きくなるとアルカリ性の性質が強くなります。

中性の数値は7で、7より小さいと酸性。7より大きいとアルカリ性です。

ここで記載してあるのはアクアリウムでいうpHの基準です。一般的なものとは少し違うので注意が必要です。

魚にも弱酸性を好む魚とアルカリ性を好む魚がいます。

◉弱酸性を好む魚(pH6〜7)

・ネオンテトラ

・エンゼルフィッシュ

・ディスカス

・ベタ etc…

弱酸性に近づけたい場合は、マジックリーフ、流木、ヤシャブシの実、あとは酸性に傾けるソイルやろ材、pH降下剤を使うと◎

◉弱アルカリ性を好む魚(pH7〜8)

・グッピー

・プラティ

・ソードテール

・金魚

・鯉

・メダカ

・タナゴ

・シクリット

アルカリ性に傾けるには石、サンゴ砂をレイアウトに使ったり、カキ殻を濾過槽に入れるっていう方法もあります。

うちのクラウンテールベタの水槽には白化サンゴいれてますが、それは急激に酸性に傾くのを防ぐためです。水槽が小さく水質が悪化しやすいので、ベタは弱酸性がよいと言われていますが、あえてサンゴを入れています。

KH(炭酸塩硬度)

 KHは炭酸塩の含有量によって決まります。KHはpHと深い関係が。

KHにはpHの変動を緩やかにする働きがあります。pHの急激な変動はお魚にストレスを与えます。KHがないとpH値が大きく変動します。いわば pHの緩衝材ということ。

KHが高く安定した水槽だと、急に水槽内に酸性物質やアルカリ性物質が入ってきても緩和されてpHを急変させません。

GH(総硬度)

カルシウム塩、マグネシウム塩の測定値。カルシウム塩、マグネシウム塩は魚や水草、微生物の生物代謝に直接影響します。カルシウム塩とマグネシウム塩の濃度が高いと硬水、低いと軟水と呼びます。

ほどんどの淡水熱帯魚は軟水域に生息しているため、著しく高い硬度の水は必要ありませんが、飼育する魚によって好む硬度が違うので調べて合わせてあげるとお魚が住みやすい環境を作れると思います。

亜硝酸

魚のフンなどから発生するアンモニアから分解されてできたもの。アンモニアより毒性は低いですが、毒性はあり、注意が必要です。なお、茶ゴケが生えやすくなるようです。有害物質

硝酸塩

バクテリアにより亜硝酸から分解されたもの。亜硝酸より毒性は弱くなるものの、たくさん溜まると悪影響が出る恐れも。

亜硝酸と硝酸塩が出てきたのでバクテリアの働き、水槽内での動きを図でまとめてみました。

大まかな流れ。目に見えないけど、いろんなことが起きてるんですね。学生時代は数字が出てくるから科学とか嫌いだったけど(バリバリ文系)好きな分野で理解できると面白いですね。これが勉強・・・

図を書いてて、学生時代にノートをまとめている気分になりました。

塩素

水道水の中には安全な飲水にするため、病原菌を殺す目的で塩素が含まれています。塩素は魚やろ過バクテリアに有害です。よくカルキ抜きをしましょうというのはこのためです。

はたして、みきまる家の水槽はどんな状態なのでしょうか。続く。次回、実践編。

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