種苗法、品種登録とPVPマーク

ガーデニング

こんにちは。みきまるです。

今日は種苗法とPVPマークについての違いなどを書いていきたいと思います。

種苗法って?

種苗法とは簡単にいうと、植物の品種を新しく作った人の権利を守るための法律です。

品種を新しく生み出すということは本当に時間もお金もかかる大変なことだと思います。

多肉を増やしたことがある方はわかると思いますが、植物は親株があれば簡単に増やすことができます。

そうするとせっかくお金や時間をかけて開発したのに、タダ乗りされてしまっては生産者さんも

やりきれないことでしょう。

詳しくは過去記事にも書いていますのでそちらもチェック!

多肉を販売、譲渡するときの注意点。
こんにちは。みきまるです。多肉植物を育てていると、・増えすぎて置き場所に困る・可愛いから寄植えにしてプレゼントしたいなんてことありますよね。私もフリマアプリで増えすぎた子を出品してたりします...

PVPって?

PVPマーク(ピーブイピーマーク)は、種苗法の登録品種(登録出願中)を表示するマーク。ただし業界による自主的な取組みであり、種苗法によるものではない。 PVPはPlant Variety Protection(植物品種保護)の略である。
 日本種苗協会、日本果樹種苗協会、日本草地畜産種子協会、農林水産先端技術産業振興センター、全国食用きのこ種菌協会、国新品種育成者会のいずれかに加入するか、農林水産・食品産業技術振興協会に申請し承認を得ることでPVPマークを使用できる。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

品種登録と一緒にPVPマークというものが表示されているのを目にしたことはないでしょうか?

品種登録されている、または品種登録出願中の札の裏に小さく書かれているマークのことです。

画像はTwitterのフォロワーさんから貸して頂いたものです。(ちゃんと許可頂いてます○)

私は品種登録を知る前はそんなによく札をみることもありませんでしたが、

品種登録を知って初めて確認するようになりました。

品種登録とPVPの違いって?

品種登録(または出願中)とPVPって同じように書かれているけど

一体何が違うの?って思った方もいるでしょう。

私もそう思いました。

品種登録とは農林水産省に出願して認められたら、出願した農作物が品種登録されるというもの。

品種登録制度は植物新品種育成者の権利を保護することにより、多様な新品種の育成を活発にするための制度です。

農林水産省HPより

一方で、PVPとはこの農作物は品種登録されてますよーと知ってもらうためのマークのことです。

要するにこのPVPマークを見つけたら、品種登録(出願中)されているのね。と思えば良いということですね。

登録品種の記載義務

努力義務であった「登録品種である旨」の表示、法改正で新たに設けられた輸
出の制限及び栽培地域の制限がある場合の表示が、令和3年4月1日から法的
義務となり、違反者には10万円以下の過料が課せられる場合があります。

農林水産省HPより

登録品種を販売するにも今年の4月から法律が変わり、登録品種の表示が義務化されたようです。

① 「登録品種」の文字
② 「品種登録」の文字 及び その品種登録の番号
③ PVPマーク

以上のいずれかを表示して販売しないといけないようです。

店頭にまとめて掲示する方法は認められず、個々に表示しないといけないようですね。

①②③のいずれかを表示すればいいので、

必ず3つ書いてあるわけではないので注意が必要です。

たとえば品種登録の表記があってもPVPマークがないなど。

まとめ

今回はPVPマークについてのお話でした。

品種登録されているかわからない場合は札の裏をよくみることをおすすめします。

PVPマークも小さいので見落とさないようにじっくりと。

あくまで素人が素人なりに調べてまとめたものですので、

農林水産省HPやほかの情報も加味してもらえると幸いです。

文字ばかりだと疲れるので最後に多肉の写真でも。

乙女心がいい色になってきましたよ。

この写真の多肉はPVPと全く関係ないです。

それでは、良い植物ライフを〜!

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